あらすじ
金色のたてがみを持つ金ライオンは、
一国の王になりたかった。
自分こそが王にふさわしいと思っていた。
ところが、街はずれに住む優しい銀のライオンが
「次の王様候補」と噂に聞く。
ある日、金のライオンはとんでもないことを始めた――。
登場するのは動物ばかり。人間はひとりも出てきません。
けれど1ページ目はこの言葉から始まります。
「これが全て作り話だと言い切れるだろうか」
著者紹介
●作/林 木林 (はやし きりん)
詩人、絵本作家、作詞家。言葉遊びの分野でも活躍。
詩集に『植星鉢』(土曜美術社)、
絵本に『おおきなけやき』(絵・広野多珂子/鈴木出版)、
『はやくちまちしょうてんがい はやくちはやあるきたいかい』(絵・内田かずひろ/偕成社)、
『ふたごのたこたこウィンナー』(絵・西村敏雄/ひさかたチャイルド)ほか多数。
●絵/庄野 ナホコ (しょうの なおこ)
イラストレーター。独特の画風が人気で、
BRUTUSなど雑誌の表紙や、
江國香織など人気作家作品の装画も手がける。
自身初の絵本『ルッキオとフリフリ おおきなスイカ』(講談社 2014年)は、
大好きな猫の物語。
小学校高学年以上で習う漢字にはルビあり