昨日は『二番目の悪者』の印刷に立ち合うため、埼玉・朝霞の印刷工場に行ってきました。           「色の出方」を確認するためです。
というのも、絵の具で描かれた原画の色が、そのまま印刷で出るわけではなくて、
原画の「黒」と、印刷した「黒」は違うし、
原画の「赤」と、印刷した「赤」も違う。
印刷では出にくい色があり、
それでもなんとか原画の色に近づけた色を出すための作業は、
本の出来上がりを左右します。
工場のオペレーターさんたちが、
印刷濃度を機械で測りながら、実際に目で確かめながら、
なんどもなんども刷って「色の出方」を確認します。
印刷機がウィンウィン回っている横で、私も原画と印刷を見比べながら、
「もうちょっと青っぽくなりませんか?」とか
「ここは、修正OKですね」とかやりとり。
午後いっぱい7時間あまりかけて終了しました。
刷り上がった紙はこれから1週間かけて本の形になります(製本)。
ところで、カメラを自分のバッグから取りだしたら、ウンともスンとも動かないじゃないですかっ!
荷物で膨らんだバッグの底で何かのはずみでスイッチがONになり、バッテリーが上がっていた模様。
私のアホーー!!と自分に叫びながら、ガラ携で工場の様子を撮影しました…。
動画に至っては、もう何がうつっているのかさえ見えない!
えーーと工場の「音」を、「音」を撮影した、ということで、お許しください~。

https://www.youtube.com/watch?v=_UxUJ1z92sU