11月3日の文化の日、東京は予報が外れて快晴でした。午前中は雨の予報が一転して晴れたんだから、
そりゃあ嬉しかった。もうこれだけで満点だわと朝7時に家を出るとき思ったくらい気持ちいい天気。
で、千駄木のお寺で開催された「しのばずくんの本の縁日」は、本好きの方が途切れることなく来て
とってもすてきな催しとなりました。
小さい書房がこうしたブックイベントに参加するのは初めてで、他の名立たる19の出版社と
机を並べて本を売るせっかくの機会。私はお客さんに著者について紹介しながら、一方で釣り銭を
間違えないように注意を払うわけで、つまりこれって「二刀流」!(話100倍くらい膨らませてます。
大谷選手ごめんなさい)。自分が慣れないことをやっている自覚はあり、とにかく「お釣りを
間違わないように」と常に自分にアラームを鳴らす。だから簡単な計算でも電卓をうって
確認していたんですが、ある若い男性のお客さんにお釣りを渡すとき、電卓で計算したら
「28」という表示がでたのをみて、とっさに「お釣りは28秒です」と言ってしまった!!
なんだよ28<秒>って。短距離走じゃないんだからさ~。もーちろん、お客さんも目が点になって
「えっ!?」と…。次の瞬間、お客さんと2人で笑ってしまった。私は赤面しながら、「すみません…
あんまり恥ずかしいので、このことはナイショにしてくださいね(笑)」とお願いしつつお釣り28円を
お渡ししました。やさしい人で良かった。なぜ28秒っていったのかはいまだに不明です…。
 それにしてもお客さんと直接会えるというのは貴重で嬉しいものですね。「子ども3人の
クリスマスプレゼントにするので」と3冊まとめて買ってくれた女性。「この本読みました。
すっごいいいですよね!」とのうれしいお言葉は学校司書の方から。見本を読みながら
「なんかおもしろそう」とぼそっと呟いてくれた男性も。お客として来ていた書店の方からは
「今まで小さい書房の本は置いてなかったんですが、取り扱いたいので」と名刺を頂くなど、
充実の一日でした。本を手にとってくださった皆さん、ありがとうございました。
イベントでは売り切れてしまった本もありましたが、全国書店で買えます。
書店で本の名前を言っていただくだけで注文できますのでよろしくお願いします。
(写真はイベント開始直前の、小さい書房の販売台)