本をつくる時「紙」の値段がピンキリという常識はあったのだけど、

実際に紙を選ぶ側に立って初めて、本の内容より先に紙を見ることも多くなった。

書店で、次から次に本を手に取っては紙を見つめ、すりすり触っていたら、

隣にいた女の子から不審な目で見られた。

素敵な紙を見つけて「この紙いいですねーー!」と印刷会社の人に尋ねたら、

「それはこっちの3倍の値段します」と言われ、すごすごと引き下がった。

紙の色、発色の仕方、厚み、光沢…

こうなったら思う存分見つめようじゃないか、触ろうじゃないかと、

製紙会社に行って紙の見本をたくさん貰ってきたのでした。DSC00721